出来れば避けたい不動産トラブル
新手の地面師現る!
昨年ドラマで話題になった『地面師』ですが、以前当ブログでも取り上げました。
先日、大阪の北区でまたもや地面師事件が発生したとニュースで取り上げられていました。
地面師詐欺とは、土地の所有者になりすまし、売買代金や契約手付金をだまし取る手口です。
取引の当事者を総て巻き込んで騙すのが地面師の手口なのですが、中でも司法書士は不動産登記を最後に申請する人なので、不動産取引のキーパーソンとなるのです。
今回の事件では驚いたことに司法書士本人が地面師だったのです!
ドラマでも描かれていましたが、司法書士の責任において、土地の所有者の本人確認が行われ登記申請が行われます。騙される立場にいるはずの司法書士が騙す側だったとは・・・全く呆れてものが言えません。
ところで、不動産取引の際に必要なものとして、本人確認の書類と共に登記識別情報というものがあります。
法務局の電子化が行われる以前は、権利証という紙の書類を所有者が保管していましたが、電子化以降は登記識別情報になっています。ひとつひとつの不動産に振り分けられたIDみたいなものです。
登記が完了すると登記識別情報が印字された書類が所有者に渡されます。
登記を移転する時などにこの登記識別情報が必要なのですが、これを紛失している場合があります。
この場合は司法書士が本人確認を行い、司法書士が作成した保証書によって移転登記が出来るようになります。
今回の事件では、この仕組みが悪用されてしまったようなのです。
司法書士に関わらず不動産取引に関わる有資格者は重い責任を課せられるが故に髙い専門知識と倫理観が求められるのです。
今後、このような事件が発生しないように、不動産取引に関わる当事者として、更に気を付けていきたいと思います。