出来れば避けたい不動産トラブル
不動産詐欺にご用心

前回は地面師詐欺について取り上げましたが、不動産詐欺は他にも沢山の手口があります。例えば、手付金を騙し取る「手付金詐欺」、嘘のマンションの賃料収入をでっちあげる「レントロール詐欺」、そのほかにも「偽装満室経営」「二重譲渡詐欺」「デート商法」等、とにかく不動産とゆうものは、大金が絡むものなので、実に多種多様な詐欺の手口が考え出されているのです。
もう少し詳しく説明いたしましょう。
① 手付金詐欺の手口
手付金詐欺は地面師詐欺と基本的に同じように売主になりすまして、代金を騙し取る詐欺です。ある意味地面師の一種といえるかもしれません、地面師との違いは、手付金を受け取った時点で姿をくらますところです。注意したいポイントとしては、いい物件なので早く契約しないと売れてしまうなどと言って契約を急がせてくる点です。この時に物件を押さえるために手付金を入れて欲しいと持ち掛けてくるそうなのですが、そもそも手付金とは契約時に契約を結んだ証拠として入れるものであったり、契約を解除する場合の違約金的な意味を持つものであったりするものです。こういった誤った説明をするところも、その業者が信頼できるのかどうかの指標になると思います。いずれにしても不動産の契約はじっくり考えて決めていただきたいものです。