論理的
論理的思考実験 囚人のジレンマ

今回も、ビジネスの場でも役に立つ論理的思考実験についてご紹介いたします。
人は、客観的に見れば最良の選択が明らかである場合でも、多くの場合はその選択を取ることが出来きません。
なぜなら、基本的に人間は主観的に物事を見て判断するからなのです。
その事実を具体的に説明するために有名な「囚人のジレンマ」とゆう思考実験をご紹介します。
甲氏と乙氏が、ある事件に関わったとして逮捕され取り調べを受けています。両氏に対して取り調べをしている検察官から、次のような条件が、甲氏と乙氏にそれぞれ示されました。
「あなた方が、二人とも黙秘を続けていたら勾留機関は二人とも2か月となります。あなたが自白し、もう一人の方が黙秘を続けていたら、あなたは釈放となりますが、もう一人は10か月間勾留されます。逆に、もう一人が自白して、あなたが黙秘を続けていたら、あなたは10か月間勾留されます、もう一人は釈放です。そして二人とも黙秘を続けていたら、二人とも6か月間の勾留となります。どうしますか?」
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甲が黙秘 |
甲が自白 |
乙が黙秘 |
甲、乙共に2か月 |
甲は釈放、乙は10か月 |
乙が自白 |
乙は釈放、甲は10か月 |
甲乙共に、6か月 |
表にするとこうなります。
この場合、客観的に見て両者にとって最良の選択は、共に黙秘を続けて2か月の勾留期間にするのが最良の選択のハズなのですが、実際には甲乙共に自白をして、共に6か月の勾留期間になるとゆうパターンが多いと考えられているようです。 結局のところ相手側の判断は分からないので、お互いに損をするとゆう残念な結果になってしまうとゆうことなのですが、視点を変えることが出来れば、お互いにちょっと得をするとゆう発想にも繋がるのではないでしょうか?