不動産業のDX化について

AĪと宅建業の親和性

昨今のAĪ(人工知能)は驚異的なスピードで進化しています。

今や社会のありとあらゆる場面で。AĪが活用されており、当然のことながら宅建業も例外ではありません。

ですが、宅建業は他業種と比べるとアナログな部分が多いと考えられていまして、DX(デジタルトランスフォーメーション)も決して進んでいるとは言えません。

では、宅建業の業務の中でAĪと親和性のよいもの(AĪが得意とするもの)とそうでないものとの違いは何でしょうか?

業務を列挙して、考えてみたいと思います。

① 物件調査

 宅建業において、物件調査は業務のスタートとなる重要な仕事です。

物件調査を細かく分けて考えてみると、役所における法令上の制限やインフラ関係の調査、それから法務局における権利関係の調査等が挙げられます。

役所の調査はオンラインで出来る部分が多いですし、法務局の登記関係もオンライン化が進んでいます。

こういったオンライン上の調査はAĪが得意とするところだと思います、ただし物件ごとの個別の事情であったり、現地の状況を事前の調査と照合させることは、AIには出来ません。

以上のことから、物件調査においてはやはりAIが全てを担うことは現在の技術では不可能だと言えると思います。