不動産の基礎知識

土地の境界のハナシ⑴

不動産を売買するにあたって重要なポイントの一つとして、境界の確認というものが挙げられます。

境界の確認が非常に大事だということは一般的に知られたことだと思いますが、境界というものを正確に知ることは、一筋縄ではいかないことなのです。

① 『筆界(ひっかい)』と『所有権界』

まず、境界といものはこの二つの意味を含みます。

『筆界』とは不動産登記法上の境界で、明治の地租改正のときに決められた土地の戸籍のようなものと考えられます。筆界は個人間の合意によって決められないとされています。

一方で『所有権界』は私法上の境界で、個人間の話し合いによる合意に基づいて決めることが出来ます。また、時効取得という法律の効果により決定されることもあります。

ざっくり言えば、筆界は土地を公の財産と捉えるもの、所有権界は土地を個人の財産と捉えるものとして区別することが出来ます。