論理的
論理的思考実験『ヘンペルのカラス』
「ヘンペルのカラス」とは、ドイツの哲学者カール・ヘンペルが提示した論理的思考問題です。
論理的思考実験では『命題』『逆』『裏』『対偶』を当てはめることによって証明していきます(対偶論法)
まず『すべてのカラスは黒い』という命題が提示されたとします。
それに対して『黒いものはカラスである』というの逆になります。
次に『カラスでないならば黒くない』が裏になります。
そして、『黒くなければカラスではない』が対偶ということになります。
理論の組み立てとしては、これで問題はないのですが、そもそも命題の『すべてのカラスは黒い』が正しいのかどうかというのは別問題でして(実際、突然変異で白いカラスが発見されているようです)、そういう意味ではこの論法は間違った事実を正しいかのように誤解させる危うさを持っているようなのです。
真実を証明するのは簡単なことではないということの一例ということになります。